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Culture

Dialogue Vol.6 “クソどうでも良い仕事” は誰のため?#D2021

2021.01.26

【概要概要】
当人もそう感じているぐらい、まったく意味がなく、有害ですらある仕事。人類学者デヴィット・グレーバーは、このような仕事を「ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)」と名付け、旋風を巻き起こしました。それに対し、他者の助けとなるようなものでありながら労働条件が劣悪な仕事もあります。資本主義は「無駄」をなくしたはずではなかったのか?何がわたしたちを”クソどうでもいい仕事”に駆り立てるのか?

“クソどうでもいい仕事”から、いまの私たちの「労働」について考えます。

【出演】
後藤正文(アーティスト)
斎藤幸平(経済思想家)
酒井隆史(社会学者)
笛美  (会社員)
岡野八代(政治学者)
永井玲衣(哲学研究者)

参考文献:
ブルシット・ジョブ〜クソどうでもいい仕事の理論〜
  (D・グレーバー 岩波書店 2020年、酒井隆史・芳賀達彦・森田和樹 訳)
『ケアするのは誰か? 新しい民主主義のかたちへ』
  (ジョアン・C.トロント 白澤社 2020年、岡野八代 訳・著)

【「D」とは?】
「D2021」は、坂本龍一・Gotchが中心となって、「得体の知れないD」をテーマに、音楽や対話を通してさまざまな社会問題と向き合うムーブメントです。

震災(Disaster)から10年(Decade)を迎える2021年に、社会の別のあり方をデモンストレーション(Demonstration)する実験の場を作り、多様性(Diversity)を尊重しながら、人々の対話(Dialogue)の場をつくります。

現在、ネットメディア「Choose Life Project」とコラボし、毎月番組とを放送中。経済思想家の斉藤幸平氏らゲストを招き、Dから始まるキーワードをヒントに、社会問題について考えるシリーズです。これまで、食やゴミ、エネルギーをテーマに民主主義や資本主義に迫る番組を行っています。さらに「iD JAPAN」で、「D」から始まる単語に関連したリレー連載も行なっています。

https://d20xx.com/