【概要】
2024年9月24日、市民団体「刻む会」が、朝鮮半島出身者136名を含む183名の遺骨が眠る長生炭鉱の坑口を開ける工事に着手した。厚労省は、炭鉱の調査もしないうちから遺骨収容は実現性がないと判断し、協力を一切してこなかった。「刻む会」は、事故から82年が経過し、遺骨を家族に返す時間が迫ってきているとして、政府の手を借りず、クラウドファンディングで資金を調達し、100%市民の手で、遺骨収容を向けて工事を開始した。
果たして坑口は見つかるのか。
掘削工事1日目のリポート。(2024年9月24日・山口県宇部市長生炭鉱)
(取材・編集 工藤)