新型コロナウイルス感染症の蔓延の下で、重い閉塞感が社会全体を覆っています。政治は今、科学を軽視するだけでなく、市民に「自粛」を強いるばかりで経済を委縮させています。市民が経済的、社会的に息苦しい窒息状況に追い込まれ、思想・表現の自由と学問の自由が脅かされる全体主義的な状況のもとで、貧困が暮らしを直撃しています。2020年の夏以降、若い世代と女性の自殺数が前年から4割近くも急増しました。その苦しみや不安も自己責任だというのでしょうか。この息苦しい現実をどう打破できるのか。学者の会は、叡智を出し合って自由な社会をつくりだす筋道を探ります。(学者の会公式ウェブサイトより)
【出演者】
司会 三浦まり(上智大学教授)
挨拶 広渡清吾(東京大学名誉教授)
第一部「新型コロナ下で閉塞する社会と自由」
市野川容孝(東京大学教授)
金子勝(立教大学特任教授)
湯澤直美(立教大学教授)
第二部「学問の危機と自由の復権」
上野千鶴子(東京大学名誉教授)
駒込武(京都大学教授)
パネルディスカッション
三浦まり・市野川容孝・金子勝
結語 佐藤学(学習院大学特任教授)